中国化学品法規制セミナーのご案内
『中国危険化学品規制の最新情報
及び
上海市の危険化学品工場再配置計画』
(2014年7月18日(金)、上海市開催)
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「危険化学品安全管理条例」(2011/03/02公布)の下位法、「危険化学品登記管理弁法」(2012/07/01公布)では、「危険特性が未確定の化学品に対し、危険性の鑑定を行ない、危険化学品と判定した場合は、全て登記しなければならない」としています。
これを受けて、「化学品物理的危険性鑑定・分類管理弁法」(2013/07/10公布)が、鑑定・分類を行う必要がある化学品の定義を確定しました。さらに、これを受けて、この6月、危険性鑑定の申請書(5文書)と危険性試験ガイドラインが公表されました。今後、「危険性鑑定機関の条件」が公開される予定です。
中国では、法規発令が重層的に公布され、下に行くほど具体的になります。例えば危険化学品に関連して、製造、取扱(商取と倉庫)、輸送、環境、使用、輸出入の分野で多くの法規が相互に補完し合っています。さらに地方政府の公布・発令が加わります。
今セミナーでは、危険化学品、化粧品、上海市の都市改造計画に伴う化学品規制などについて、関連法規の全体と最新情報を解説します。また、中国法規発令の重層構造に注目して構想された「中国化学品法規制データベース」の使い方を説明します。
「中国化学品法規制データベース」を日本本社が契約していると、50%以上資本支配の中国関係会社もパスワードを利用できます。
皆様のご参加をお待ちしています。
■ 講演内容
講師:(有)化学品イー・データ開発 代表取締役 兵頭英雄
講演要旨:「中国化学品法規制データベース」の最新情報
- 中国行政制度と「危険化学品安全管理条例」に関連する下位法の構造
- 危険化学品の製造、取扱(商取と倉庫)、輸送、環境、使用、輸出入、それぞれに関連する法規と規制要点
- 地方政府の危険化学品関係法規・通達(浙江省、江蘇省、山東省、上海、天津)
- 上海市は化学工場を市内中心部から移転させ、上海化学工業区(金山分区および奉賢分区を含む)および金山第二工業区に集中させる計画
- 上海市は2011年末までに危険化学品の生産・貯蔵企業88社を閉鎖・事業停止・移転を実施した。
- 《上海市の禁止・制限・規制危険化学品目録(第2回)》(草案公開)
- 89品目(全市で生産・貯蔵・取扱・輸送および使用を禁止)
- 170品目(外環状線以内で生産・貯蔵・取扱・輸送および使用を禁止)
- 177品目(外環状線以内で小売を禁止)
- 上海化工品取引市場(危険化学品集中取引地域)金山区金石港機能区内で開業(2013年12月31日)、危険化学品取扱企業の資金の流れ・商流・物流など全プロセスが監督管理される予定。
- 「都市中心部の旧工業区の移転改造の推進に関する国務院弁公庁の指導意見」(2014年3月3日公布、国弁発〔2014〕9号)
- 《既使用化粧品原料名称目録》(意見再募集草案)、5月30日公表(国家食品薬品監督管理総局)
- 「中国化学品法規制データベース」の情報構造と利用方法
- 質疑
■ 開催要項
【主催】(有)化学品イーデータ開発
東京都中央区日本橋浜町3-10-2(神田ビル)
【上海協力会社】上海城賽信息科技有限公司
Suite 505A, Withub High-Tech Business Incubator, 333 Hongqiao Rd., Shanghai
(中国支払いには、協力会社名の請求書となります)
【受講料】1名につき350中国元
(日本でお支払いをご希望の場合、消費税込み5,400円)
【日時】2014年7月18日(金)14:00~16:00
【会場】上海市「虹橋賓館」(上海市 延安西路2000号)