■■■ 重要ニュース解説 ■■■
2013-03-30 「危険化学品環境管理登記弁法(試行)」の附属文書を公布(環境保護部)
環境保護部は、「危険化学品環境管理登記弁法(試行)」(2013年3月31日施行)の附属文書を公布しました。
「危険化学品環境管理登記弁法(試行)」は、「危険化学品安全管理条例」に基づいて公布されたもので、独自に「重点環境管理危険化学品目録」を公布するとしています。この目録に収載されている化学品を生産・使用・輸出入する企業は、“危険化学品生産・使用環境管理登記証”(有効期間3年)を申請・取得しなければなりません。さらに、重点環境管理危険化学品の放出・移転報告表、環境リスク防止管理計画を作成し県クラスの環境保護主管部門に届け出る義務を課しています。今回公布された附属文書は、環境保護部の地方所管部門に向けて発令されたものです。
なお、「重点環境管理危険化学品目録」に収録される化学品は、「危険化学品目録」の収録化学品から特定されます。
3月以降、各省の安全生産監督管理局が、「危険化学品安全管理条例」関連の規定・細則・規則を公表しています。弊社では、全人代終了後、「危険化学品目録」の公布が近いと予想していますが、こうした地方行政の活動が活発になることはその条件でもあります。
2013-04-02 【浙江省】浙江省危険化学品安全使用許可証実施細則(意見募集草案)に対する意見を募集(浙江省安全生産監督管理局)
2013-03-24 【北京市】2013年の危険化学品重点業務を手配(北京市安全生産監督管理局)
2013-03-17 【広東省】「危険化学品重大危険源監督管理暫定規定」に関する実施細則を施行(広東省安全生産監督管理局)
2013-03-08 【浙江省】危険化学品安全監督管理連絡会議を開催(浙江省安全生産監督管理局)
2013-03-07 【浙江省】「浙江省危険化学品登記管理実施細則」(草案)に対する意見を募集(浙江省安全生産監督管理局)
2013-03-06 【広東省】「広東省危険化学品登記管理規定」など3つの規定を廃止(広東省安全生産監督管理局ほか)
2013-03-05 【上海市】上海港危険貨物コンテナ港湾内積卸保管作業管理規定(試行)を公布(上海市交通運輸・港湾管理局)
衛生部を改組、国家食品薬品監督管理総局を創設(国務院)
3月の全人代開催中、国務院の機構改革が発表されました。当データベースの関連では、衛生部を廃止して、新たに「国家衛生・計画出産委員会」を設立、衛生部の傘下にあった「国家食品薬品監督管理局」は、「国家食品薬品監督管理総局」として、国務院直属機構に格上げ、が注目されます。「国家食品薬品監督管理総局」の職務は、食品生産・流通段階に関する安全監督管理が追加されますが、これまでの医薬品・医療機械・化粧品・保健食品および(飲食サービス段階の)食品の安全監督管理については変更されません。
なお、一連の機構改革には、鉄道部の廃止(鉄道行政監督は交通運輸部に移管、鉄道事業は各地方に民営会社を設立し移管)が含まれています。